スタディサプリTOEICとabceed pro※、どっちも人気ありそうだけど、おすすめは?
※abceed proとはabceedの有料プランです。無料プランもあります。
この記事ではそれぞれのアプリを100時間以上使った筆者がこんな疑問にお答えします!
結論としては、TOEICスコア800点以下であればスタディサプリTOEICがおすすめです!このアプリで800点超は十分に狙えます!
それに対しabceed proはTOEIC800点以上の上級者におすすめ、、と言いたいところではありますが、筆者にabceed proはちょっと合いませんでした。
TOEIC800点超え達成後、実際に使った上での感想です。
そこで本記事ではスタディサプリTOEICとabceed proを特徴を比較しつつ、実際に使用した感想をまとめていきたいと思います。
ただ、合う合わないはあると思うので、面倒でなければ両アプリ無料体験することがおすすめです。
以下リンク先の公式サイトから申し込むを進めると、スタディサプリTOEICは7日間、abeed proは3日間の無料体験が可能です。
この記事を読んだ上でどちらにするか決定したい方は引き続き記事を読み進めていただければと思います。
記事の執筆者
ビズメイツ約200回受講|オンライン英会話歴5年|TOEIC880点|海外赴任経験あり
スタディサプリTOEICとabceed proの特徴を比較
このアプリってよく比較されてるけど、ぶっちゃけ同じようなアプリなんじゃないの?
確かによく比較される!
でも同じなのは「スマホでどこでもTOEIC対策ができる」ってところだけで、実は結構コンセプトが違うんだよね。
というわけで、比較表を作成しました。
スタディサプリTOEIC | abceed pro | |
月額料金 | ~3,278円 | ~2,500円 |
スマホ学習 | 可能 | 可能 |
PC学習 | 可能 | 可能 |
コンテンツ | オリジナル | 市販教材がベース |
おすすめ問題 | なし | あり |
動画解説 | あり | なし |
トレーニングメニュー | あり | なし |
予測スコア | なし | あり |
おすすめできる人 | 800点以下の人 | ??? |
この2つのアプリを比較するにあたって注目すべき特徴は比較表の赤字部分です。
スタディサプリTOEICは成功法で着実にスコアアップを狙っていくのに対し、abceed proはAIの出題する「おすすめ問題」をひたすら解いていくのが基本的な使い方となります。
が、さすがにこれだけだと分からないと思うので、もう少し詳しく説明します。
スタディサプリTOEICで注目すべき特徴
スタディサプリで注目すべき特徴は動画解説とトレーニングメニューです。
神授業と言われる関正生講師の動画解説100本以上あり
まずスタデイサプリTOEICは動画解説があるのが特徴であり、大きな強みであります。
しかも解説はあの関正生さんです。
えーっと、、 関正生さんって誰だっけ?
TOEIC界の超有名講師だよ!解説がかなり分かり易い!
どれくらい解説がわかり易いかは実際の動画を観ていただくのが手っ取り早いと思うので、You Tubeのサンプル動画をいくつか紹介したいと思います。
このような動画解説が100本以上も収録されているのがスタディサプリの特徴であり、大きな強みです。
そもそも論、テキストの解説より動画解説の方が分かり易いですからね。
ちなみにテキストでも解説はあります。
作り込まれたトレーニングメニュー
続いてスタデイサプリTOEICの特徴であり、大きな強みでもある「トレーニングメニュー」について解説します。
トレーニングメニューって何?
リスニングではディクテーションとシャドーイング、リーディングの長文問題では精読するためのトレーニングが問題毎に必ず設定されてるんだよね。
ちなみにこのトレーニング、TOEICスコア上げるのに直結するよ!
リスニングのトレーニング内容を解説
リスニングではディクテーション、シャドーイングが問題毎に設定されています。
ディクテーションとは聞いた音声を書き起こすことで、シャドーイングとは聞いた英語を追い掛けるように発声することす。
繰り返しになりますが、このトレーニング、真面目にやればやるほどリスニング力が上がります。
特にディクテーションはリスニング力向上に絶大な効果があると言われています。
しかし、実際にやってみると以下のような問題が出てきます。
- 始めるまでの準備が面倒くさい (書き起こし用の紙とペンなどが必要)
- いざ始めてみると難易度が高い
- 結果、サボり始める
要するに継続するのが難しいってことです。
しかし、スタディサプリTOEICではこれらの弱点を見事に克服しています。
そもそも、スマホ一台でこのトレーニングに取り組めるため、「始めるまでの準備が面倒くさい」という感情を完全に排除することができます。
また、難易度もいい感じに調整できるようになっています。
実際にディクテーションを行う画面をご覧ください。

ご覧の通り、文字入力でいい感じのヒントが出るので、ディクテーションの難易度がかなり下がっているのがわかると思います。
もちろんノーヒントにして難易度を上げることもできます。
スタディサプリTOEICではこのようなトレーニングメニューが全問題に設定されているので、着実にリスニング力を上げていくことができるようになっています。
長文問題のトレーニング内容を解説
リーディングの長文問題では精読するための「単語・イディオムチャック、本文チェック、スピード音読」というメニューが問題毎に設定されています。
長文を精読することで、語彙力・英文法が強化され、結果、長文を読むスピードも上がっていきますが、精読には以下のような弱点があります。
- 単語、イディオムを一個一個確認するのが面倒くさい
- 結果、サボり始める
しかし、スタディサプリTOEICでは長文問題で出てきたTOEIC重要単語・イディオムを抜き出し、トレーニングメニューで出してくれるので、「面倒くさい」と感じることがほぼありません。
つまり、スタディサプリTOEICのトレーニングメニューへ愚直に取り組めば、着実にリーディング力を上げていくことができるようになっています。
abceed proで注目すべき特徴
一方、abceed proで注目すべき特徴は「おすすめ問題」と予測スコアです。
特に「おすすめ問題」は150冊以上もの教材の中からAIが自分のレベルに合った問題を出題してくれるというabceed proのキモとも言える部分です。
というのも踏まえつつ、なぜ筆者はabceed proを積極的に勧めないのか、特徴を説明しつつも解説していきたいと思います。
AIが「おすすめ問題」を選出
「おすすめ問題」ってどうなの?
多分abceedの真髄はここなんじゃないか、、と個人的には思ってるよ!
じゃあすごい機能なんだ!
ただ、正直好き嫌い別れるかな、、って印象。
おすすめ問題って、abceed proに収録されてる教材から自分のレベルに問題や、弱点対策できる問題をAIが出題してくれるんだけど、色んな教材つまみ食いで解く感じになりがちなんだよね。
間違えた問題の復習はできないの?
一応できるんだけど、「おすすめ問題」で解いた問題の復習はかなりやり難い設計になってる。
そんなこんなで結局「解きっぱなし」みたいになっちゃうことも結構あるんだよね。
というわけで、abceed pro最大の特徴であるAIによる「おすすめ問題」ですが、筆者には残念ながら合いませんでした。
AIを使うというコンセプト自体が面白いんですけど、違和感がすごいんです。
例えば、おすすめ問題では短期間で同じ問題が連続で出たり(復習問題のつもり??)、逆に全然復習問題が出なかったり、などユーザーを混乱させるようなことが普通に起きます。
そんなこんなで筆者は「数か月単位で進めるTOEIC対策をAIに委ねるのはリスク、、!」という結論に達しました。
まぁこの辺は個々人の感性もあるかもしれませんが、筆者は「今後に期待」という感じです。
あと、「おすすめ問題」では150冊以上の教材から問題が出題されているため、「解説の質が一定ではない」ところも気になりました。
予測スコア機能でモチベーション維持
一方、予測スコア機能はモチベ維持に役立ちます。
問題を解く度に予測スコアを算出してくれるので、ゲーム感覚で楽しめます。
ただ、あくまでも「オマケ機能」なので、これを理由にabceed proをおすすめできるかというと、個人的には微妙だと思っています。
あと、精度もイマイチな気が…。
【結論】正攻法で着実にスコアアップするならスタディサプリTOEIC
正攻法で着実にスコアアップするならスタディサプリTOEICの意味が分かって気がする。。
うん、abceed proもスマホでTOEIC対策ができて安いって部分は魅力的なんだけど、「おすすめ問題」の好き嫌いがわかれるだろうな、、って印象。
その点、スタディサプリTOEICは正攻法でよく作り込まれていると思うし、800点までの人であればこっちの方が無難だと思うよ。
結論ですが、正攻法で着実にスコアアップするならスタディサプリTOEICだと筆者は考えています。
理由について簡単におさらいすると、動画解説も使いながら正攻法のトレーニングメニューにスマホ一台で取り組むことができるからです。
ただ、スタディサプリTOEICとabceed proは両方とも無料体験可能です。
公式サイトから申し込めばスタディサプリは7日間の無料体験、abceed proは3日間無料で体験ができるので、まずは無料体験してみるのがおすすめです。
abceedに関する補足
abceed proに関してもう少し補足したいと思います。
abceed proの150冊以上教材使い放題ってどうなの?
abceed proの教材使い放題ってすごくない?これだけでも契約の価値あるんじゃないの?
例えば、単語帳、リスニング教材、リーディング教材で計3冊買ったら大体5,000円くらい。やり込もうと思うと3ヵ月は使えると思うんだよね。でもabceed proって3ヵ月プランで5,400円なんだよね。
だから、abceed proの教材使い放題がお得か?って言うと、結構微妙だと思う。
絶妙な価格設定なんだね。。じゃあこの機能はあまりおすすめじゃない?
いや、そんなことないよ。
自分に合う教材がよくわからない時に気軽に色んな教材試せるのは便利だと思う!
あと、たまにセールあるからその時があれば契約してもいいかもね。
というわけで、abceed proの教材使い放題ですが、筆者はコスパ面での価値は感じませんでした。
ただ、スマホで色んな教材を試せるという点では魅力ではあります。
特に近所に本屋が無くて、中身や難易度がよくわからない、、などの場合、スマホで気軽に色んな教材を試せるのはかなり便利だと思います。
Freeプラン(無料)で使うと神アプリ
ちなみにabceedは必ずしも月額課金で使う必要はありません。
むしろ、abceedはFreeプラン(無料)で使うと神アプリです。
アプリ内で個別購入した教材をスマホ一つで効率的に教材をやり込むことができるからです。
例えば、TOEICの超人気定番教材「でる1000」などはabceedとの相性は別群です。
具体的なやり方などの詳細は以下の記事にまとめていますので、興味のある方はご参照ください。
まとめ:まずは無料体験がおすすめ!
この記事ではスタディサプリTOEICとabceed proを比較しました。
スタディサプリは800点超に向けて正攻法で着実にスコアアップができる設計!動画解説と作り込まれたトレーニングメニューが魅力。
abceed proの「おすすめ問題」の合う合わないは分かれる。予測スコア機能は面白い!
筆者はスタディサプリTOEICをおすすめしているものの、両方とも無料体験可能です!
是非ご自身でも体験してみてください!