- 転職活動でTOEICスコアは意味ないって本当?
- サラリーマンはTOEICスコア何点を目指すべき?
- おすすめのTOEIC勉強法は?
この記事ではこんな疑問を解決します。
結論、募集要項にTOEICスコアが設定されている企業への転職活動でも、TOEICスコアは意味ないことがあるのは事実です。
言い換えると、TOEICのスコア不足でも転職活動自体を成功させることは可能です。
なぜならTOEICスコア不足で転職に成功した事例は意外に世の中に存在しているからです。
が、仮にTOEICスコア不足で転職活動に成功しても、「TOEICスコアは意味ない!」と言い切ることは残念ながら出来ません。
そこでこの記事では、TOEICスコアが募集要項に届いていないにも関わらず転職を成功させた人々へのインタビューや筆者自身の体験談を元に「転職活動でTOEICスコアは意味ないこともあるけど、結局は超重要」という結論に至った経緯を解説したいと思います。
記事後半ではTOEICで800点以上を目指するためにおすすめ勉強法も紹介しますので、是非最後まで読んで行ってください。
TOEICスコアが意味ないと感じる転職成功事例
まず初めに、TOEICスコアは意味ない?と感じてしまうような転職成功事例を紹介します。
事例1:TOEIC660点で700点必須の企業に転職したA氏
A氏のTOEICスコアとざっくりとした経歴は以下の通りです。
- TOEICスコア 660点
- 30代中盤
- メーカ勤務
- 事務職としての工場での実務経験 7年
- 本社での企画業務経験 4年
- 海外赴任経験 1年
海外赴任経験はあるものの、実際そこまで高い語学力を持っていないA氏は、面接で海外赴任の経験にはあまり触れず、現場と本社でそれぞれどんな成果を出し、それが転職先企業で活かせるかをアピールしたようです。
結果、A氏は700点が必須と募集要項に定められている企業への転職に660点で成功させました。
事例2:TOEIC400点で550点必須の企業に転職したB氏
B氏のTOEICスコアとざっくりとした経歴は以下の通りです。
- TOEICスコア 400点
- 30代前半
- 商社での営業経験後、メーカーでの資材調達へキャリアチェンジ
- 半導体の営業経験 4年
- 資材調達として半導体企業(海外含む)との折衝経験 2年
B氏はTOEICスコアが低く、実際の英語運用力も低いものの、Google翻訳などを駆使し、海外の取引先とやり取りをしていたようです。
面接では自信が一貫して半導体産業に関わって深い知見を持っており、それが転職先企業でも活かせるとアピールしたようです。
結果、B氏は550点が必須と募集要項に定められている企業への転職に400点で成功させました。
事例3:TOEIC600点で700点必須の企業に転職したC氏
C氏のTOEICスコアとざっくりとした経歴は以下の通りです。
- TOEICスコア 600点
- 30代前半
- メーカー勤務
- 海外留学経験あり
- 事務職での実務経験 2年
- 役員秘書(サポート)の経験 2年
C氏は海外留学経験はあるものの、面接では役員秘書(サポート)の経験が主な話題だったようです。特に積極的な自己アピールはしておらず、会話を楽しんでいたら転職成功した、とのことw
結果、C氏は700点が必須と募集要項に定められている企業への転職に600点で成功させました。
転職活動でTOEICスコアは意味ない?
というわけで、結論、募集要項にTOEICスコアが設定されているような企業への転職活動でもTOEICスコアは意味ないことがあるのは事実です。
しかし、さすがにこの法則が全ての人に当てはまるとは考えられません。
そこでもう一度、TOEICスコア不足でも転職成功した3人の事例を見ると以下のような共通項が見えてきます。
- TOEICに代わり、英語を運用した経験を持っている
- 企業側に「こいつは即戦力だ!」と思わせる経験を持っている
逆に言うと、上記のような経験を持っている場合、転職活動においてはTOEICスコアは意味ないかもしれません。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは、仮にTOEICスコア不足で転職成功することがあったとしても「TOEICは意味ない!」とは残念ながら言い切れない点です。
TOEICスコアが意味ないと言い切れない理由
TOEICスコアは意味がないと言い切れない理由は以下の3点です。
- 昇格/昇給のためにTOEICスコアが条件となる場合も
- TOEIC以外での英語力の証明は逆にハードルが高い
- 面接前にTOEICフィルターに掛かる可能性も
昇格/昇給のためにTOEICスコアが必須となる場合も
恐らくTOEICスコア不足で転職成功した人が掛かる罠です。
面接自体をクリアをできたとしても、昇格/昇給のために必要なTOEICスコアを緩くしてくれるとは限りません。
むしろ入社後に「(面接では多目に見てたけど)昇格のためには必ずとって貰う必要があるよ!ちゃんとみんな取ってるしね!」と言われるケースは珍しくありません。
また、会社によっては「TOEICスコア800点以上は優遇される」という隠し制度のようなものもあります。
つまり、TOEICスコア不足で転職活動を成功させたからと言って、その後も「TOEICは意味ない!」と言い続けるのは結構なリスクを孕んでいる可能性があります。
そもそも論、募集要項にTOEICスコアを書くくらいですから、必要なものは必要なんです。
ここは目を背けないようにしましょう。
ちなみに今回の事例で紹介したA氏、B氏、C氏の会社では昇格のために規定にTOEICスコア獲得が必須のようです。
TOEIC以外での英語力の証明は逆にハードルが高い
「TOEICってそもそも意味ある?」という議論がある一方、TOEIC以外で客観的に英語力を測れるような指標が日本には多くないのも事実です。
英語力の証明書という点で、TOEICは日本の中で最も信頼性の高い指標と言っても過言ではありません。
TOEICはスコアさえあれば、相手が勝手にこちらの英語力を推し量ってくれるますからね。
もちろん、TOEICスコアに代わる英語の経験や実績などがあれば英語力の証明はできますが、そもそも論、そんなことができる人はTOEICもちょっと対策をすればそれなりのスコアを取れるはずです。
いずれにせよ、日本にいる限り、TOEIC以外での英語力の証明はハードルが高いので、「意味ない!と完全に切り捨ててしまうのは如何なものかと思います。
面接前にTOEICフィルターに掛かる可能性も
面接さえ始まってしまえば、TOEICスコア不足でも何とか乗り切れる可能性はありますが、「面接前に」TOEICフィルターに掛かる可能性があります。
TOEICフィルターに厳密な定義はありませんが、TOEICスコアを目安に面接実施可否を判断している企業も世の中には存在します。
「TOEICは意味ない!」と思っていると、自分の知らないところでチャンスを減らしている可能性もあるという点は認識しておいた方がいいでしょう。
おすすめのTOEICスコア
ここまで、TOEICは意味ないとは言い切れない、、という話をしてきましたが、それでは一体サラリーマンはTOEICで何点を目指せばいいのでしょうか?
英語力を一つのアピールポイントとしたいのであれば、TOEICスコアは800点以上を目指すのがおすすめです。
稀に900点以上が必要なケースもありますが、とりあえず800点を持っておければ、転職活動や社内昇進で引っかかることはなくなると考えで良いでしょう。
おすすめのTOEIC対策法
サラリーマンにおすすめなのは隙間時間にスマホでTOEIC対策ができるスタディサプリです。
筆者はスタディサプリTOEICのおかげで800点超を達成することができました。
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こちら記事には筆者が使ってみた体験談をまとめていますので、興味がある方は読んでみてください。
まとめ
結論、募集要項にTOEICスコアが設定されているような企業への転職活動でもTOEICスコアは意味ないことがあるのは事実です。
が、そもそも募集要項にTOEICスコアを設定しているような企業では、昇格条件などにTOEICスコアが盛り込まれていることもあるので、「転職活動でTOEICスコア意味ない=対策不要!」ということにはなりません。