- 先読みが重要って聞いたけど、なんで?
- どういう風にやればいいの?
- 普段の勉強でトレーニングできるの?
TOEICでスコアアップを目指す情報感度の高い方々は「リスニングは先読みが重要」という話が聞いたことないでしょうか?
リスニングの先読みはスコアを上げたいと思った時に超重要テクニックの一つとなります。
先読みは本番でいきなり出来るようなものではなく、学習段階からのトレーニングが必須となるテクニックです。
というのも、本番でいきなり先読みをすると、逆にスコアダウンに繋がる可能性もありますからね。。
そこでこの記事ではTOEICリスニングを200点から470点を上げた筆者の経験を踏まえ「先読み」について解説していきます。
リスニングの正答率を上げていきたいという人の参考になればと思います。
リスニングの「先読み」とは?
「先読み」とは、リスニングのPart3・Part4で音声が流れる前に質問文と選択肢を先読みすることです。
TOEICでは音声が流れてから問題を解くまでに数秒間の時間があるので、その時間に「先読み」をします。
「先読み」をすると、会話の場面やポイントを事前に想定することができるようになります。
先読みのメリットは正答率を上げること
先読みをする本質的なメリットは正答率が上がることです。
逆に言うと、正答率が下がるような先読みテクニックは使うべきではありません。
実は「先読み」のやり方は人によってやり方が違う
では、具体的にどのように先読みを行うかですが、実は人によってやり方が違います。
筆者は一時期リスニングが伸び悩んでいたことがあり、TOEIC有名講師が推奨するやり方を調べてみたのですが、大きくは以下の2つの派閥が存在することに気付きました。
その派閥とは以下の通りです。
- 設問のみ先読みする派
- 設問と選択肢まで先読みする派
筆者は両方とも試した結果、「設問と選択肢まで先読みする派」となりましたが、その理由などを解説します。
設問のみ先読みするメリットとデメリット
設問のみ先読みするメリットは「余計な情報を頭から排除でき、時間に無理がない点」です。
選択肢4つの内、3つは必要のない情報です。
また、選択肢まで全て先読みしようとすると、時間が足りずにペースが崩れ、結果的にスコアを落とす懸念があります。
つまり、設問のみ先読みする派は「選択肢を先読みするデメリットを考慮した上で」設問のみの先読みに留めているのです。
ただ、当然事前に得られる情報が少なくなるので、「どんな場面での会話か想定しきれない(かもしれない)」というデメリットがあります。
設問と選択肢まで先読みするメリット・デメリット
設問と選択肢まで先読みするメリット・デメリットは「設問のみ先読みするメリット・デメリット」の逆です。
つまり、ちゃんと時間内に先読みが完了し、情報を処理しきれれば、会話の場面をより深く事前想定できるというメリットが得られます。
が、失敗すると、余計な情報で頭の中がゴチャゴチャとなり、スコアダウンとなる可能性すら出てくるというデメリットが出てきます。
おすすめの先読み法は?
まだ先読み自体したことがないという人は「設問のみ先読みする派」から始めてみるのがおすすめです。
Part3とPart4でリズムよく先読みが完璧にできるようになったタイミングで「選択肢まで先読みするべきか?」を検討するのがいいでしょう。
「設問のみ先読み」で行き詰まり感を感じている方は選択肢まで先読みしてみてください。
先読みした内容を忘れてしまうのは理由は?
ちなみに稀に「先読みした内容を忘れてしまう」という人がいます。筆者もそうでした。
何故このようなことが起きるかというと、リスニングに集中しすぎて記憶が保持できなくなってしまうからです。
対策としては以下の2点となります。
- 根本的なリスニング力を上げる
- 何度も先読みをする速読力を鍛える
根本的なリスニング力を上げれば、多少余裕を持って音声を聞けるため、先読みした内容を忘れにくくなります。
また、記憶を保持するためには何度も繰り返して先読みすることも有効ですが、そのためには速読力を上げる必要があります。
つまり、先読みは重要なテクニックではあるものの、テクニックを使いこなすため実力も必要、ということです。
テクニックだけで乗り切れるほどTOEICは甘くはありません。
先読みのトレーニングができるおすすめの教材
手持ちのリスニング教材を使ってトレーニングをするのが最も安上がりですが、先読み時間を測りながら問題を解くのは中々難しいです。
手っ取り早いのは設問先読み時間を自動でつけてくれるスマホアプリを使うことです。
筆者のイチオシはスタディサプリです。
先読み時間を自動で測ってくれるだけでなく、リスニング力アップに効くディクテーションやシャドーイングにもスマホで取り組むことができます。
他にはabceedに対応したリスニング教材を使ってもいいと思います。
abceedはディクテーションやシャドーイングはやり難いものの、自分が好きな教材を使えるのが強みです。
両方とも無料体験可能なので、比較検討の上、使い易い方を使うのがおすすめです。
尚、スタディサプリとabceedの比較記事も興味があれば読んでみてください。
まとめ:リスニング先読みは超重要テクニック
リスニング先読みはTOEICでは超重要テクニックの一つです。
リスニングで伸び悩んでいる人の参考になればと思います。